学術研究やビジネス上で参考文献として使われることの多い論文。
これまで論文を扱う人の多くは研究者や専門家でしたが、最近では、個人的な調べもののために論文を入手したいという一般人も増えています。
しかし個人で論文を入手しようとしても、
「普段ほとんど論文に触れないので入手方法がわからない」
「ネットで調べたら出てきたけど全文が読めなかった」
といった事情から、なかなか求める論文にたどり着けないことも多いでしょう。
そこで今回は、どんな人でもこれを読めばほぼ間違いなく最新の論文を手に入れられるであろう代表的な方法を5つ紹介します。
学術関係者の論文入手方法
まず、もしあなたが大学生や研究者、専門家など、特別な地位や資格のある人なら、以下の方法をとるのが一般的です。
大学図書館で入手
大学図書館に所蔵された学術雑誌(ジャーナル)を利用するのが、大学関係者にとって最も気軽な方法です。
貸出や複写(コピー)を依頼すれば、無料またはわずかな料金で、情報を手元に入手できます。
最新号が並ぶ書架を閲覧すれば、最近の動向や最新論文を手に入れられるでしょう。
専門ごとに分けて置いてあるので、目的の分野の論文を見つけやすいはずです。
ただし、たとえその図書館の専門分野であってもすべての雑誌や論文をカバーすることは不可能。
求める情報が入手できないことも少なくありません。
電子ジャーナルで入手
ネットで電子ジャーナルにアクセスして閲覧する方法。
あなたが所属する組織・団体が、その学術雑誌の電子サービスと契約・会員登録していれば、足を使わずに無料で論文を入手できます。
入手したい論文がどの雑誌に掲載されているかわかっていて、その雑誌がオンラインで閲覧できる状況にあるなら、とても便利な入手方法です。
ただし最近は、高騰する購読料がネックとなって、電子ジャーナルと契約しない団体・組織も増えています。
そんなときは、以下の一般の個人の入手方法も検討してみてください。
一般の個人の論文入手方法
一般の個人が論文を入手する方法は、無料で使える各種データベースから、有料のドキュメントデリバリーサービスまでさまざま。
お金や時間、手間のコストを考えながら、最適な方法を選択しましょう。
各種データベース
上記のように電子ジャーナルを契約していなくても、ネット上で論文を読めるサイト(データベース)が複数存在します。
各種データベースのうち、無料で利用できるものの代表格が、あのGoogleが提供するGoogle Scholar(グーグルスカラー)です。
このようなデータベースを検索してネットに公開された論文を見つけられれば、簡単にダウンロード入手できます。
ただ、全文を読むには有料となる論文も多く、その場合は権利者への支払い手続きなどを行わなければなりません。
PubMed・CiNii・J-STAGEなどのデータベースでも、それは同様です。
特に海外論文の入手には時間や手間がかかるので、それらが面倒であれば、後述のドキュメントデリバリーサービスという方法もアリでしょう。
論文の著者から直接入手
出版社ではなく著者が権利を有している場合は、本人に直接メールなどで依頼することで、無料で論文を提供してもらえるかもしれません。
しかし、そういった個人の依頼はとりあわない人もいますし、海外の権利者ともなると連絡先を探し出すだけでも骨が折れます。
あまり手軽な方法とは言えないでしょう。
ドキュメントデリバリーサービス
文献(ドキュメント)にもデリバリーサービスがあるのををご存じでしょうか。
そのような論文入手の専門業者を使えば、国内外の珍しい論文も探すところから入手まで、すべて代行してもらえます。
有料にはなりますが、一般の組織や個人も利用でき、スピードや確実性も十分。
一刻も早く、最新の論文資料をを入手したいなら、専門業者に手配してもらう方法も検討してみてください。
ちなみに、当サイト『論コレ』を運営するインフォレスタも、ドキュメントデリバリーサービス会社のひとつです。
インフォレスタは主に企業向けの論文入手サービスを行っていますが、論コレでは、個人に向けて海外論文をお届けするサービスを提供しています。
【論コレのポイント】
- 時間や手間のかかる会員登録が不要
- クレカ決済でオンライン完結
- 海外論文をPDFで手に入れられる
海外の最新論文や珍しい文献となると、大学図書館やデータベースではヒットしなかったり、入手に何日もかかったりすることも多いです。
でも論コレなら、論文入手の専門ノウハウを駆使して、決済後最短15分でスピーディーに文献をお届けします。
現在、論コレで入手できるのは海外論文のみですが、今後は日本語論文にも対応できるよう、サービス改善を進めていきます。
知的生活のお供として、この機会にブックマークしていただければ幸いです。