論文の入手方法5選!一般人でも全文を読める

2020年10月28日 | 論コラム

学術研究やビジネス上で参考文献として使われることの多い論文。
これまで論文を扱う人の多くは研究者や専門家でしたが、最近では、個人的な調べもののために論文を入手したいという一般人も増えています。

しかし個人で論文を入手しようとしても、
「普段ほとんど論文に触れないので入手方法がわからない」
「ネットで調べたら出てきたけど全文が読めなかった」

といった事情から、なかなか求める論文にたどり着けないことも多いでしょう。

そこで今回は、どんな人でもこれを読めばほぼ間違いなく最新の論文を手に入れられるであろう代表的な方法を5つ紹介します。

 

学術関係者の論文入手方法


 
まず、もしあなたが大学生や研究者、専門家など、特別な地位や資格のある人なら、以下の方法をとるのが一般的です。
 

大学図書館で入手


 

大学図書館に所蔵された学術雑誌(ジャーナル)を利用するのが、大学関係者にとって最も気軽な方法です。
貸出や複写(コピー)を依頼すれば、無料またはわずかな料金で、情報を手元に入手できます。

最新号が並ぶ書架を閲覧すれば、最近の動向や最新論文を手に入れられるでしょう。
専門ごとに分けて置いてあるので、目的の分野の論文を見つけやすいはずです。

ただし、たとえその図書館の専門分野であってもすべての雑誌や論文をカバーすることは不可能。
求める情報が入手できないことも少なくありません。

 

電子ジャーナルで入手


 

ネットで電子ジャーナルにアクセスして閲覧する方法。

あなたが所属する組織・団体が、その学術雑誌の電子サービスと契約・会員登録していれば、足を使わずに無料で論文を入手できます。
入手したい論文がどの雑誌に掲載されているかわかっていて、その雑誌がオンラインで閲覧できる状況にあるなら、とても便利な入手方法です。

ただし最近は、高騰する購読料がネックとなって、電子ジャーナルと契約しない団体・組織も増えています。
そんなときは、以下の一般の個人の入手方法も検討してみてください。

 

一般の個人の論文入手方法


 
一般の個人が論文を入手する方法は、無料で使える各種データベースから、有料のドキュメントデリバリーサービスまでさまざま。
お金や時間、手間のコストを考えながら、最適な方法を選択しましょう。
 

各種データベース


 

上記のように電子ジャーナルを契約していなくても、ネット上で論文を読めるサイト(データベース)が複数存在します。

各種データベースのうち、無料で利用できるものの代表格が、あのGoogleが提供するGoogle Scholar(グーグルスカラー)です。
このようなデータベースを検索してネットに公開された論文を見つけられれば、簡単にダウンロード入手できます。

ただ、全文を読むには有料となる論文も多く、その場合は権利者への支払い手続きなどを行わなければなりません。
PubMed・CiNii・J-STAGEなどのデータベースでも、それは同様です。

特に海外論文の入手には時間や手間がかかるので、それらが面倒であれば、後述のドキュメントデリバリーサービスという方法もアリでしょう。

 

論文の著者から直接入手


 

出版社ではなく著者が権利を有している場合は、本人に直接メールなどで依頼することで、無料で論文を提供してもらえるかもしれません。

しかし、そういった個人の依頼はとりあわない人もいますし、海外の権利者ともなると連絡先を探し出すだけでも骨が折れます。
あまり手軽な方法とは言えないでしょう。

 

ドキュメントデリバリーサービス


 

文献(ドキュメント)にもデリバリーサービスがあるのををご存じでしょうか。
そのような論文入手の専門業者を使えば、国内外の珍しい論文も探すところから入手まで、すべて代行してもらえます。

有料にはなりますが、一般の組織や個人も利用でき、スピードや確実性も十分。
一刻も早く、最新の論文資料をを入手したいなら、専門業者に手配してもらう方法も検討してみてください。

 
論文をPDFで入手するロゴ

ちなみに、当サイト『論コレ』を運営するインフォレスタも、ドキュメントデリバリーサービス会社のひとつです。
インフォレスタは主に企業向けの論文入手サービスを行っていますが、論コレでは、個人に向けて海外論文をお届けするサービスを提供しています。

 
【論コレのポイント】

 

  1. 時間や手間のかかる会員登録が不要
  2. クレカ決済でオンライン完結
  3. 海外論文をPDFで手に入れられる

海外の最新論文や珍しい文献となると、大学図書館やデータベースではヒットしなかったり、入手に何日もかかったりすることも多いです。
でも論コレなら、論文入手の専門ノウハウを駆使して、決済後最短15分でスピーディーに文献をお届けします。

現在、論コレで入手できるのは海外論文のみですが、今後は日本語論文にも対応できるよう、サービス改善を進めていきます。
知的生活のお供として、この機会にブックマークしていただければ幸いです。

 

【まとめ】論文の入手方法


 

 

  • 大学関係者は、最も身近な大学図書館を利用するのがよい
  • 学術関係者かつ所属団体が契約していれば電子ジャーナルの利用が便利
  • 一般の個人や上記を利用できない研究者、専門家は各種データベースやドキュメントデリバリーサービスを検討
  • 当サイト『論コレ』では、ネット通販のような感覚でだれでも気軽に海外論文を入手できます!

関連記事

癌の標準治療、民間療法、最新治療…各方法のメリット・デメリット

癌の標準治療、民間療法、最新治療…各方法のメリット・デメリット

癌(がん)には長らく、“不治の病”というイメージが定着していました。 今でも怖ろしい病気ですが、一方でたゆまぬ研究により、優れた治療法が日々開発されています。 そんな癌の治療法をいくつかの選択肢から決めるときは、がんの種類や進行度(ステージ)はもちろん、生活環境や将来のことも含めた総合的判断が重要。 そのため、事前に医師の説明を受け、治療についてよく理解したうえでの合意(インフォームド・コンセント)が推奨されています。 今回のコラムでは、そんな理解を助ける基礎知識として、各治療法の特徴やメリット、デメリットを紹介していきます。...

海外論文をダウンロードして読めるサイト3選

海外論文をダウンロードして読めるサイト3選

「海外論文をダウンロードして読みたい」 そんなとき使える3つのサイトを紹介します。 各サイトで特徴や強みが異なるので、自分に合ったサイトを決める参考にしてみてください。   Google Scholar(グーグルスカラー)   Googleが提供する学術文献検索エンジン。 無料で利用でき、世界中のさまざまな分野の査読論文、学位論文、学術書などが見つかります。 使い方も、通常のGoogle検索エンジンと同じようにキーワードを入力するだけ。...

海外の大麻(マリファナ)事情。医学論文から占う日本の今後

海外の大麻(マリファナ)事情。医学論文から占う日本の今後

日本では大麻が違法薬物とされており、栽培や所持は原則禁止です。 大麻取締法違反で芸能人が逮捕されるニュースは多く、最近だと伊勢谷友介さんや田口淳之介さんなどが記憶に新しいのではないでしょうか。 しかし海外に目を向けてみると、大麻をお酒やタバコのように楽しんだり、医療に活用したりする国も多くあります。 日本ではネガティブなイメージが定着しているのに、なぜ海外ではポジティブに扱われているのでしょうか? そこで今回は、 そもそも大麻とは 海外での大麻の扱われ方 大麻に関する医学論文...

【舌下免疫療法の口コミ体験談】半年間実践してみての効果や副作用

【舌下免疫療法の口コミ体験談】半年間実践してみての効果や副作用

花粉、ダニ、ハウスダスト…… これらへのアレルギー反応によって起こる鼻炎や痒みに、一年中悩まされている人は多くいます。 そんなアレルギー症状の克服に効果があるとされているのが、「舌下免疫療法」です。 「舌下免疫療法のおかげで重度の花粉症が改善した!」 という実績も多く、信頼できる治療法として知られています。 しかし、その一方で、 体質に合わず副作用が出てしまう それなりの期間とコストが発生する など、デメリットもないわけではありません。 初挑戦を考える人は、口コミや実際の声が気になるところでしょう。 というわけで今回は、...

卒論代行・レポート代行、違法以外の6つのやばい理由

卒論代行・レポート代行、違法以外の6つのやばい理由

大学生や院生をターゲットとして、卒論やレポートなどを代行するサービスがあるのをご存じでしょうか。 「卒論ダルいから代わりに誰かやってくれないかな」 多くの人が考えたことぐらいはあっても、あくまで願望に過ぎなかったでしょう。 しかし、「卒論代行」と検索すると複数の業者がヒット。 実際にサービスを利用してしまっている人もいるようです。 試験におけるカンニングや替え玉受験はニュースにもなる不正行為ですが、卒論代行に違法性やリスクはないのでしょうか。 今回は、卒論代行がやばいサービスなのかどうか、さまざまな観点から考えてみました。...